あけましておめでとうございます。
おすすめの書籍。歴史的に色あせない書物を薦めたい。100年以上広く親しまれている書物にはそれなりの含蓄がある。そういう生涯身近におき、時には読み返す書物に出会ってほしい。明治維新以来、わが国は実学を進めてきた。しかし、心を鍛える学問があって初めて実学が生きる。とくに戦後は心を鍛える学問が忘れ去られているような気がする。中国で明の時代に「知行合一」という言葉があったが、読書はある意味で疑似体験、身に付けた知識、教養を行動と一体にしようとする努力が肝要だと思う。心を鍛えながら実学を学んでほしい。強くなりたい男に薦めたい書物である。